mixiからこの記事に飛んできた人も多々あろうが、出自である「毎日.jp」からの「時期遅れ」の記事について書いてみようと思う。
その記事は
これになる。
リンクアウトになることも加味して概略を引用するとこういう記事だ。
海と空をイメージしたブルーのラインで親しまれているJR京浜東北・根岸線を走る通勤電車「209系」=写真・JR東日本提供=が今月から順次姿を消す。JR東日本がグループ各社に先駆け製造した「低コスト、高性能」をコンセプトにした民営化の象徴的存在だが、09年度末までに全車両が「E233系」と呼ばれる新しい電車に変わる。
実のところ、毎日が一体何故こんなに遅くこの話題を取り上げるのかは謎だったりする。
それというのも、
この
リンクにあるように、2007年秋から既に順次投入をし始めてるもので、昨年秋の各鉄道雑誌にも詳細記事が掲載されているものだからだ。
まぁ、これまで知らなかった人も居るだろうというのもあるので、遅すぎる気もするがこれはこれでいい。
では、この記事にある209系というのがどんな車両であるのかというとこんな車両である。

そして、既に走っているE233系1000番台京浜東北線バージョンはこれだ。
209系は今から約15年前の1993年に当時京浜東北線で運用されていた103系国電型通勤電車の置き換えを目的に「(103系比)で重量半分・コスト半分・寿命半分」というのを目標に試作編成が開発され、量産化の後投入されている。
実際のところはすべてが半分というわけには行かなかったようだが、維持コストは文字通り半分となっており画期的な形式の車両ということになる。運用面から見れば、まさしく「国電」ならぬ「酷電」型の車両といってもあながち間違いではない。
昨年10月頭現在浦和車両センター(以降浦和C)に83編成830両が配置されているが、これを同数のE233系1000番台車で置き換えることになっている。
この置き換わってしまう83編成の行く末だが、「車体拡幅車」という中央総武緩行線に投入されたE231系通勤型のプロトタイプ5編成が京葉車両センター(以下京葉C)に転属する以外は、すべて長野総合車両センターに回送されて廃車解体されることが決定している。
京葉Cに転属する5編成は、元は旧習志野電車区の所属で当時中央総武緩行線で運用されていた103系に故障が多発したのを受けて急場しのぎで作られた編成で、その後浦和Cに転属しているわけだが、この度の投入劇で京葉Cに転属し、同センター所属の豊田車両センター(以降豊田C)から転属した元中央快速線運用編成を除いた4編成を押し出し廃車することも確定している。
およそ2年かけて浦和Cの209系は全廃されるわけだが、豊田Cの201系のE233系置き換えもそろそろ佳境に差し掛かってるようなので、この計画は滞りなく実現されるだろう。
E233系と言えばこんな編成もお目見えしている。

いや、これは中央快速線用の基本番台でこっちがそう

東海道線仕様の3000番台である。
これが去年秋に1本15両だけ国府津車両センター(以下国府津C)に投入された。以後の投入予定の発表がない中で異様に思えるが、これの経緯はこんな感じになる。
国府津Cの113系電車置き換えの際、湘南新宿ラインの国府津受け持ち運用分+東海道線東京口における113系運用分の見直しでE231系1000番台42編成を国府津Cに投入した際、運用上不足する3本分を
「鎌倉(車両センター)で遊んでるならちょうだい」
と言ったかどうかは定かではないが、鎌倉Cで余ってる予備車3編成を湘南カラーに塗色変更して投入した。この時は4+11両編成を10+5両編成に変更するため、10号車を増3号車と増4号車の間に突っ込みなおした上で基本編成と付属編成の位置の交換を行うという荒業を行なっている。

←E217系東海道線仕様

←E231系1000番台東海道線仕様
見るとすぐにわかる。
これが、この秋から始まった「鎌倉所属車のVVVF更新工事」という中身のモーターシステムの更新による予備車両の不足から
「返してくれ〜」
という話になったのだそうで、
おそらく京浜東北線の完全置き換え後に行なう計画にあるはずの編成を前倒しして投入したということなのだろう。
ここから先は乏しい情報からの憶測になるが、現在東京駅の神田方では「東北縦貫線神田駅重層化」工事を行なってるはずで、これの完成と品川駅北側の旧留置線エリアの再編工事が終わるのに合わせて、田町車両センター配置車両の尾久車両センターへの移転を計画してるらしく、これによって「高崎・宇都宮線⇔東海道・横須賀線直通東京ルート」が構築されることで運用の効率化を図れるとともに、「東海道線の全列車を4扉化する」ような発想でE233近郊型を投入することは十分に考えられ、そのための試作運用もかねた投入なのではないか?と勝手に憶測している。